Urban Living Experience
街をリビングのように楽しむ。神戸の日常。
先行きが見えない世の中は、行き先をつくれる世の中かもしれない
何が「いい」のか話しあい、「いい」をカタチにし、もっと「いい」を求めて知恵を出す
ゴールのない不安を楽しみに変えて、行き先はわたしたちの力でつくっていこう
そんな思いを込めたプロジェクトです
Well-being それは心身ともに満たされてよく在ること
果てしなく遠い、夢の話のように思えませんか?
わたしたちは、いまここに流れている時間のなかに、Wellbeingがあると考えています
早起きしたら朝陽が気持ちよかった
仕事のトラブルをみんなで協力してのりきった
新しいレシピに挑戦しておいしくつくれた ……
「いい時間」を一瞬でも過ごせたなら、Well-being
そしてその気づきは、明日もっとよく在るためのヒントでもあります
さぁ、みんなでいい時間を見つけにいきましょう
ABOUT
ABOUT
Urban Living Experience
街をリビングのように楽しむ。神戸の日常。
水道筋商店街
肉屋、魚屋、100均、喫茶店、カフェ、理髪店、美容院、病院、リサイクルショップ、カレー屋、うどん屋、蕎麦屋、ドラッグストア、薬局、シャッター、カメラ屋、携帯電話屋、花屋…シャッターを上げて、その先に何が並んでいても許される。何が並んでいても驚かない。
人が何を手に取るか、100人の暮らし手がいれば、100通りの日常があり、それを支えているのが「商店街」だ。一方で、100人の商店主がいれば、100通りの店がある、そのこだわりから成り立っているのが「商店街」だ。
午前で店じまいする人気店。もっと仕入れて売ればよいと人は言う。それはあなたのモノサシだ。だけれど、その一言も言わないのが、商店街にいる商店主というものだ。
これ、知っとお?
知っとおよ。
背景の向こう側
オンラインミーティングのぼやけた背景の後ろにある、ポスターを入れ替えた。多分誰も気づかないけど、でもちょっと気づかれたい。自分だけが知っている特別を取っておきたい気持ちも半分。
これからの美学
「おつまみ10人前できる?」立ち飲み屋に飛び込んできたご近所さん。店主は「はーい」とその辺にあったタッパーにおかずを詰め込み手渡す。「タッパー後で返しにくるね」とお会計をして去っていった。使い捨ての容器がない世界は、利便性に欠くけれど、なんだか温かくて美しく見えた。
奏でる
「対話」とは、話者同士が異なる個人であるという前提に立って、互いの差異を浮き彫りにする方法。
「共話」とは、自分と他者がまざり合う”共感”の重奏。不快な侵入ではなく、もっと心地よくて、自分自身が他者によって開かれていって、プラスアルファされていくもの。
家族と共話しよう。仲間と共話しよう。街と共話しよう。地球と…共話するのは、自分にはちょっとまだ重い。
一足お先に
バイクで走る。体ひとつで、季節を丸ごと受けながら走る。空気の温度、それに道端の花や匂いに、降り始めた雨に、いつもよりちょっとだけ早く触れながら。
新神戸駅
東京で暮らして9年になる。帰省のため、新幹線を降りた瞬間、空気が違うことに気づく。そして、自分が自分になることに気づく。ちなみに、別に「富士山の空気」の缶詰を買うタイプではない。
市章山(ししょうやま)
山から見下ろす神戸の夜景は世界一だ。実は、その山も毎晩光っている。京都の五山の送り火は年に1回かもしれないが、神戸は毎日山が光っている。山麓電飾と言って、「市章」「錨」「北前船(帆船)」の3つが輝く。古くは1933年に電飾が始まったそう。1967年からは永久電飾に。京都の送り火は、1673年頃から始まった説があるそう。なるほど、300年遅れか。年に1回だからー、よし、神戸の勝ち。そんな勝ち負けよりも、そもそも、山に電飾って、ほんと、昔の神戸の人は洒落ている。街から見える3つの明かりは、神戸の人たちにとっての原風景だし、「”自分の街に”暮らしている」という街への愛着をゆるやかに育んでくれているのだと思う。
東西南北
東京に出てきた。タクシーの運転手に「北に行って」と言ってしまう。ここは神戸ではない。
たったひとつのルール
バラのジン、チャイのジン、昆布のジン。あまりにも味わいが違うので、クラフトジンって何者なのかマスターに聞く。「ジュニパーベリーを入れてさえいれば、どんな材料で仕込んでもクラフトジン」なのだそう。創造性を育むのは、たったひとつのルールを用意することかもしれない。
蛙の子は蛙
人の懐に、半歩土足で、爽やかに笑顔で踏み込んでいく。親父の背中を見て育ったら、こうなった。引き算したのは、踏み込む際に使うダジャレの分量。
花と帰り道
桜、ツツジ、紫陽花、金木犀…季節の花が咲く道を選んで帰ります。出かけるときは最短ルートを爆走だけど…帰るときは少し遠回りでも花を見て、香りを吸いこんで、心を落ち着けてからおうちに。庭に花を植えてくださっている板橋区の皆さん、本当にありがとうございます!
ターザンロープ
ターザンロープを楽しむ子どもたち。次の子にロープを渡すのが少し大変そう。ロープにのった子は、高いところで待つ次の子に背伸びをしながらロープを渡す。次の子は精一杯手を伸ばしてとろうとする。お互い一歩踏み出す。届きそうで届かない。これくらいがちょうどいいのかも。
山側海側
どっちおるん?山側?海側?
お先に
大丸神戸店のエレベーターでは、「お先に〜」と言いながら降りていく人が多い気がする。こちらとしては、たった数秒同じ空間に居ただけの赤の他人に「お気をつけて」や「おやすみなさい」と返すわけだが、心があたたかくなる。でも、よくよく考えてみると、正しい返答は、「お後に〜」なのだろうか。
ネムノキ
エバーフレッシュという種類のネムノキを育てている。朝になると葉が開いて、夜には閉じる。生活リズムをともにすれば健康になれるだろうと思いながら、閉じた葉を眺める深夜2時。
クリケット
灘丸山公園で、ある時からインド人たちがクリケットをし始めた。本気でやっている。「野球禁止」の看板の前で、クリケット。もし、横でクリケットを始めたら、インド人たちと異文化交流できるか?何より、「野球とクリケット禁止」という看板にならないようにと願うばかり。
ポジティブにおしゃれ
数年前におばあちゃんにもらったセーターがある。洗濯に失敗して縮んでしまったが、着てみると、案外トレンドのショート丈みたいに見えなくもない。おしゃれだということにして、今年も大切に着よう。
メダカの区別
メダカの雄雌の見分け方は、日本国民1億2000万人共通の知識に違いない。が、現物を見分けるのはE難度。。
王子公園
この街のロイヤルホストの窓際に座るのが好きだ。子どもの頃、父の仕事場に寄り、家族で外食するのが楽しみだった。支払いのとき、レジに並ぶ数字を見て、それを支払ってくれる親父の偉大さを感じていたものだ。そんなロイヤルホストの窓の先の交差点に、大きな木とベンチがある。そのベンチには、お年寄りが1人、腰を掛けていることが多い。別に本を読むわけでもなく、ただただ腰を掛けている。特定の人というわけではない。誰かがそこに何をするわけでもなく、ただただ居る。
「ただただ居る」ーそれが街の風景を創り、僕を孤独から救ってくれているようにも思う。
いつかのためのコンシーラー
首都直下地震というのがとんでもなくこわい。防災の本を読むと「災害時でもいつもの自分らしくいられるのが何より大事」と書いてあるので、非常用バッグにコンシーラーをしのばせている。コンシーラーよ、わたしを守りたまえ。。
雨のオーケストラ
「雨の音は音楽のようで楽しくなるね」と、陽気な友達がつぶやいた日、私は雨が好きになった。
30分
海も、山も、温泉も、夜景も、買い物も、食事も。すべてが30分圏内。効率性ではない、豊かな日常がここにある。
シニアのDX
船乗りの親父が、60歳を超えてTwitterを始めた。毎日同じ時間、自分がいる街のゴールデンタイム(夕日)の写真を投稿する。いいね!はまだ数十なんだけど、コメントしてきた見知らぬ船乗りと、次の寄港地で一緒に飲んだりしているんだって。夕方になると、撮影タイムを逃すまいとソワソワしはじめる親父が愛らしいんだよね。
そう語る友人はうれしそうだ。シニアの孤独を救うのは、SNSかもしれない。
アメおばちゃん、グミおばちゃん
アメをくれるおばちゃん、いるでしょう。最近気づいたんですけど、グミおばちゃんもいます。友人がいつでもグミを持っていて、ちょっとした待ち時間や沈黙の時間にひょいっと渡してくるんです。ひと口サイズのおやつって、間をやさしくとりもってくれるんですね。
日曜七時の銭湯
毎週日曜日、夜七時になると近所の銭湯へ出かけます。外湯に浸かって深呼吸、サウナのテレビで流れている「バナナマンのせっかくグルメ!!」をぼんやり見る。そうやって私の一週間が終わります。ただ続いていく毎日に区切りをつけるための大切なマイルーティン。
メダカの卵
義父から譲ってもらったメダカが卵を産んだ。水草に絡まった卵を移し替えた。どこにいったか見つからなくなった。
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義父から譲ってもらったメダカがまた卵を産んだ。今度こそ、孵化させたい。水草に絡まった卵を移し替えた。一向に孵化しないし、そのうち、どこに行ったか見つからなくなった。
一日一命名
来年、友だちの子どもが生まれる。名前を一緒に考えてほしいというので、毎日ひとつ考えて送る。まだ生まれてもないのに、少しずつ仲良くなっている気がする。
仕事人間
服、マスカラ、ボディソープ、さっき頼んだハンバーガー。そのどれもが、仕事で出会ったお気に入りのものたち。わたしは仕事でできている。
公園
PubilicとPrivate。コミュニティと個人。目的とただ過ごす。どちらが欠けてもならない。”あなた”の居場所はいつでもあるよーそれが「公園」というものだと思う。
ヒーローばあちゃん
公園で友人と来年の抱負を書いて盛り上がっていると、「私にも書かせて」と通りがかりのおばあちゃん。達筆な字で「世界平和」と書き残し去っていった。腹筋を鍛えるという私の抱負が霞んで見えた。
巡回販売
冬のはじめ。巡回販売で灯油を買った。遠くから聞こえる販売車の音に、「あ、きたきた。」とタンク片手に慌てて外へ出る。
タイミングを待って買った灯油は、いつもより買えたことがうれしい灯油。おなじ、だけど、違うのです。
ちょうどよい街
東京から神戸への移住者に移住の理由を問う。すると、みな、口を揃えて、「ちょうどよいから」と答える。
Less is More
ミニマリストという人種が流行っているらしい。憧れるけど、到達しない。口から生まれてきた関西人の宿命。自虐的に言いつつも、そんな関西人を誇りに思う関西人という人種と今、話している。
褒めバトン
私が後輩を褒めた言葉をそのまま使って、後輩が新入社員を褒めている。その褒め言葉は、いつか先輩が私を褒めた言葉だ。
83番目の夢
貧乏時代に書きためた、死ぬまでにやりたい100のことリストが出てきた。「No.83 SK2を使いたい」…そんなもんすぐに叶えたるがな!百貨店でSK2のスキンケアを揃えた。自分に合っているかどうかは分からない。でも昔の自分の夢を叶えてあげられてうれしい。
美しきSOS
大切に育ていている私のサボテン。たまに大きな白い花を咲かせるのだが、これがまた繊細で美しく見惚れてしまう。植物に詳しい友人に話したところ「サボテンは生命の危機を感じたとき、子孫を残そうとして花を咲かせるんだ」と教えてくれた。SOSに気づかなくてごめんね。
山も、海も、難問もある
「ちょうどよい」ということは、究極の難問でもあり、Well-beingでもある。
大人げない
毎週土曜の朝は子どもサッカー教室。最後の15分は試合形式で、ボールを追う子どもたちはまさに団子状態だ。そんな中、「大人げないぞ!」と子どもの声が飛ぶ。大人げないとは、子どもらしいということか。もしくは、子どもたちの中にも、大人と子どもの境界線があるのだろうか。そんな邪推をする私が一番大人げないに違いない。
雨変態王子技ウルス
資料を印刷しようと、Googleドキュメントを開いたら冒頭にこんなタイトルが。息子よ、どう打ったらこうなるのか…
久しぶりのメダカ飼育
義父が育てていたメダカが増えすぎたということで、メダカを少し譲り受けた。その数日後、義父は水替えの際に誤ってメダカごと側溝に流してしまったそう。久しぶりのわが家のメダカ飼育が、一気に緊張感に包まれるようになった。
髪切った?
タモさんの「髪切った?」みたいに、会話をはじめる一言をたくさん持っているひとは、付き合い上手だと思う。私は「あっついですね〜」…これだけ。
同じ大家の飯を食う
下の階の住人から騒音の苦情。身に覚えはないけど謝ろうとしたら、大家さんが「みんなでパーティしましょ!」と言う。勢いに押されて、大家さんの手作りごはんでパーティを。話すうちに誤解が解けて、仲良くなっちゃった。わたし、とりあえず謝って済ませてきたことが多すぎるな。
早起き
猫に踏まれて5時半に起きる。目覚ましじゃ起きないけど、こんな早起きならしてもいい。
Bubble man
最も短く、最も豊かな時間を授けてくれる存在は、夕陽が射す公園にいた。彼は二本の魔法の杖を操り、大小様々なしゃぼん玉を生み出していた。風にゆらぐしゃぼん玉を追い続ける子どもたちも、まわりで見守る大人たちも。夕陽は、しゃぼん玉と彼らの顔をきらきらと照らしている。自分も気づけば、その輪の中に歩みを進めていた。目の前に大きなしゃぼん玉が飛んできた。いつ以来のことだろうか。構えたスマホは、しゃぼん玉をとらえていたが、自分のゆるんだ顔がスマホに写っているように思えた。
バケツの重さ
家族でピーナッツ狩りに行った。バケツ一杯のピーナッツを運んでいると、後ろから小学1年生になる息子が駆け寄ってきて、「持つね」って一緒に持ち始めた。えっちらほっちら。横でバランス悪く歩く姿も愛らしい。2人で持っても、俺の方が重いし、なんなら持ちにくいから余計に重くなった気もしなくはない。けど、軽くなった気がするのはなんでだろう。そして、いつかは、本当にこっちの方が軽くなるんだろうな。
軽い炙り
「赤海老の軽い炙り」というメニューに心を掴まれる。「炙り」ではダメなのだ、「軽い炙り」でなければ。
お月見
お月見の夜、遊びに来た2歳の甥っ子を抱っこしながら月を見た。満月がとても近く、大きく見える。甥っ子からみたら、俺の顔の方がまん丸でデカいかも。もう抱っこするのには大きくなりすぎたわが子はというと、月より団子にしか興味がないようだ。
さぁ、みんなでいい時間を見つけにいきましょう